今までずっとPentium!!!で頑張ってきたS510だが、Linuxでのプログラミングでスペックが欲しくなり、S510を大幅にスペックアップすることにした。
主にPismoでプログラムを組んでsshで操作し、S510で計算をやらせようという魂胆である。PismoはCPUがG3-500MHzという正に化石PCなので、計算にはやはり時間がかかるためだ。
さて、ではこのcgiのテストも兼ねて、まずは改造前のS510をレポートしようと思う。

図1
元あったマザーボードはP2B-AE。Rev.3.01と書かれている。オークションで購入したので出所は不明。しかし起動時にSONYロゴが出ることからVAIOに搭載されていたものと思われる。
私が以前所有していたVAIO-R50もP2B-AEだった気がする。このVAIO-R50のマザーをS510に入れてしばらく使っていた。ただRevが古く、big driveに対応していなかった為HDDを新しく購入した後に破棄し、Rev3.01を購入した(Rev.3.01ではbig driveに対応しているようである)。
しかし、何故だかCPUファンのコネクタがない。基盤に"CPU_FAN"と書かれている所は半田で埋められていた。他に"PWR_FAN"と書かれているものがあったのでそこにコネクタを繋げる...が、ファンは回らない。指でファンを少し回してやるとそのまま回転し続けるのだが...電圧が足りないのだろうか。これでは起動する度にケースを開けてやらなければならない。ってそんな馬鹿な!
図2
仕方ないので電源ユニットの配線から直接電源をとることにした。大丈夫なのかはさておき、ファンは起動と同時にフル回転。
五月蝿いけど回らないよりずっとマシか。
HDDはSeagate製だけあって流石に静かなのだが、電源ユニットのファンとCPUファンからはPCの負荷に関わらず不快な音が鳴り響く。これを改善したいと思っていたのも、今回の大幅改造のきっかけとなった。
さて、パーツ購入で一番頭を悩ませたのが電源ユニットである。
MicroATXと謳っているVAIO-S510だが、電源ユニットは特別仕様でかなり小さい。(ケース自体が小さいので仕方ないけど)
価格.comのスペック検索で探してみるが、同程度の大きさの電源ユニットはあっても出力が小さすぎる。やはりS510は退役させるべきか...
そんな時、たまたま開いたのがiraさんのHPであった。
http://fab51.com/index.html
上のメニューの「静音化」
この記事に圧倒され、私も今回の改造を決意した。
取りあえず、電源は高ささえ小さいものであればどうにかなるはずと思い、店にあったZUMAX ZU-400Wを購入。こちらのサイズは150mm×86mm×140mm (幅×高さ×奥行)であった。
図3
図4
図3、4はS510標準の電源ユニットと今回購入した電源ユニットの比較写真。図3を見ると随分大きく見えるが、図4から分かるように高さはそこまで変わらない(15mm程度か)。S510の標準電源自体は小さいが、ファンが飛び出しているため意外と高さの制限は簡単にクリアーできるのではないだろうか。ただし、CPUのファンと干渉する可能性は非常に高いのでCPUファンはしっかり選ばなければならないだろう。
さて。
iraさんのWorkshopを参考にしつつ、S510の背面を切り出す作業に取り掛かった。電源選びの際、S510の背面から見て右下にコンセントやスイッチがあれば背面を切り出す作業はもしかしたら不必要かもしれない。...が、残念ながらサイズ制限と出力をパスした電源ユニットの中に都合のよいものは見つからなかった。

図5
図5の赤枠で囲った所が、今回切り出した部分である。
幸いにも都合のいいマザーボードが手に入ったので(詳細は後で。)キーボードなどのコネクタ用の部分はほとんど手をつけずに済んだ。
図で見るとたったこれだけ、と思うが切り出し作業はそれなりに骨が折れた。このあたり、iraさんと錬度(というか愛か!?)に差が現れる。切り出しのため剥がそうとしたシールすら上手く剥がせないから困ったものである。ピンバイスでネジ穴を開けたり、余分な部分を切り出す作業...幼いころ熱中したミニ四駆の軽量化を思い出してしまった。
さて、これで後は組み立てるだけだ。しかしここからまた苦難が待ち受けていようとは...
続く!